先生

 先生といっても私のことではありません。もう廃業ですから。
 
 中国語を勉強していたときの先生は、いろいろな人がいましたが、
その中でも、やはりかなり歳をとられていた先生を思い出します。
1人は60代で、もう1人は50代の先生でした。

文革や三年辛苦の話を自分の経験だけを、ただ淡々と語ってくれました。
たぶん、生徒が私一人だけだったからだと思います。
やはり、歳をとると、ものすごい経験も単なる過去の一部分として語れるんですね。おそらく、そのような個人がそれぞれの経験を綴った記録は無いはずです。政府の方針ですからね。

私もここでは語れない大事件に何度か遭遇しています。
さすが中国、大きすぎて何が起こるかわかりません。というか何でも起こります。